2013/08/11 初段~参段審査会


 2013/08/11(日) 市川市国府台体育館

 参段昇段 川端 拓也
  
 参段昇段 宮本  梓

昭和学院中学校で受験した宮崎 愛理さんは弐段合格。
また、福栄中学校で受験した阿部 黄珠君も初段合格でした。

皆さん昇段おめでとうございます。
市川市剣道連盟の広報は こちら

木刀による剣道基本技稽古法、日本剣道形について


タイトルについて、大人向けの剣道形講習会などで良くあがるお話をします。

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1)ものうち(物打ち)

よく「ものうちで打ちなさい」といわれることが多いと思います。
そもそも何処の箇所か?というと、竹刀で言うと先革の下~中結の箇所までのことを指します。(先革全体は切先と思って結構です)
とはいえ、指導でよく指摘されるのは中結~先革に向けて10cm位の部位で打つ
のが正しいようです。(いろいろ調べたりすると「刀身の半分部分と切っ先の中間点」という文献もありました)

2)振り上げる所作

竹刀でも言われていると思いますが、切先を寝かさないように振り上げることに留意しましょう。
これは、切先を寝かせることが悪いことではなく、寝かす振り上げ方をすることで、左手で握っている柄の握りが甘くなるからです。
これは、剣道で当てはめると握りで重要な左手の小指/薬指/中指の握りが緩くなります。

3)剣線の高さ

まず、竹刀と木刀で大きな違いが一点あります。それは、竹刀は竹がまっすぐ伸びていますが、木刀は反り(しのぎ)があります。
剣道の指導で竹刀で構えた時に剣先の延長が相手の喉が当たるよう指導されているため、木刀でも同様にしてしまおうと思いますが、基本稽古法/日本剣道形共に下記一筆が明記されています。

「剣先は「一足一刀の間合」においてその延長が相手の両眼の中央または左目の
方向とする。」

竹刀と木刀で剣先が変わってしまい難しいかもしれませんが、ご理解のほどお願いします。
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最後になりますが、南行徳剣友会の少年剣士(3・4・5年生)は
9月の昇級審査の際に木刀による剣道基本稽古法の演舞がありますので頑張りましょう!

以上です。

2013/08/12(月)
指導部 石川 勝博